三月場所が終わった。予想通り、朝青龍の独走で終わった。それはいいのだが、この場所11日目まで朝青龍、魁皇、千代大海、朝赤龍と四人も全勝がいた。これははなはだ珍しい。
とくに、朝青龍、魁皇、千代大海の三人は体調不良、稽古不足が伝えられていただけに、この連勝は意外だった。その反面、よく稽古していて好調だ、と伝えられていた琴光喜が不調だったりして、場所前の評判と違ってしまったのが面白い。
三人の連勝組は、そろって場所を盛り上げたのだが、もうちょっとコンディションを整えてほしい気もする。
この場所で明らかになったのは、朝青龍と他の力士との間に大きな力の差ができた、ということだ。朝青龍の全勝に対して、二大関の二敗というのは、三者の力関係を数字で表しているようだ。
今場所後、両大関は一応横綱昇進が来場所にかかることになるのだが、その条件が、「十四勝かそれ以上」となっている。こういう条件を付けるのであれば、むしろ今場所は何も言わない方がよかったかもしれない。
現在の力関係から言うと、この条件を達成できそうなのは、魁皇だけだ。しかし魁皇は腰や尾てい骨に故障があって、安定した成績は望みにくい。あまりにも厳しい条件を付けることは、昇進を難しくする。特に魁皇は年齢から言っても、これから飛躍的に力が伸びるとも考えにくい。
とは言っても、魁皇、千代大海が勝ち続ければ条件を突破できるのは間違いない。朝青龍の全勝を阻んで、横綱昇進を決めてほしいものだ。
コメント(0)| Track back(0) | 2004-03-30 12:50:26
|