相撲雑記帳

相撲のあれこれを、、、 by 草泉散人
2008年3月場所

この場所は、いろいろ出来事があった。時津風事件、理事会改選という土俵外のこともあった。特に、理事会の改選を見ていると、次期理事長へ向けての動きがあったのかな、という気もしないではない。現理事長の在任も長いので、ぼつぼつ次を考えることも必要と思われるからだ。

土俵の中のついては、白鵬がまだ充分横綱になりきっていないことが見えてしまった。千秋楽の朝青龍戦での攻め急ぎは、力士としてまだまだ及ばないことを示している。この点を充分に見据えて対策を考えてほしい。

大関陣には触れる必要がないが、三役陣は両関脇と稀勢の里の三人に課題が残った。とくに稀勢の里は勝てば関脇昇進もあっただけに、8勝で終わったことは残念だ。もっとも、去年の不調を脱し、相撲ぶりも体にあった大振りな取り口が力強くなっているので、これからの進歩に期待したい。この場所で9勝できなかったのはなぜなのか、あるいは、三役で10勝以上できないのはなぜなのか、を充分考えて稽古を行ってほしい。

両関脇は、まず故障を直すことが必要だろう。それぞれ力を持っているのであるから、十分に発揮できるようにしてほしい。

把瑠都、豊真将の二人が目立っていた。これから上位に上がってくるだろうが、この二人が力を発揮すると上位の対戦が楽しみになってくる。これに鶴竜が絡んでくると、それぞれ傾向の違う力士がそろうことになるので、より面白くなりそうだ。

豪栄道、栃煌山の二人は、それぞれに働いていた。二人ともいいものを持っているのだが、今ひとつ発揮できないでいる。それでも栃煌山の方はやや小柄なので、迷うことなく前に出る相撲が持ち味となりそうだ。それに引き替え、豪栄道の方はやや大柄で器用な点がこれからマイナスにならないか懸念される。真っ向からとっていくようにしないと結局伸びないのではないか、と思われるからだ。この二人は競い合って力をつけていってほしい。

ベテランの中では、旭天鵬の充実が目立つ。一時ばっとしなかったようだが、まだまだ稽古して体調を整えれば充分上位でも取れるところを見せている。ゆったりとして味わいのある四つ相撲なので、急に崩れることはないと思う。こういうベテラン力士がいるとそれだけで安心してみていられる。貴重な存在だと思う。

海鵬が残念ながら十両落ちだ。最後まで気力があったので、早く幕内に戻ってきてほしい。

全体としては、優勝争いが千秋楽まで持ち越され、最後まで盛り上がったように思う。出来れば、一人の力士優勝が続くより交互に優勝する方が面白いように思う。この中に大関陣は混じってほしいと思うのだが、これは無い物ねだりだろうか。残念なことだ。

コメント(0)| Track back(0) | 2008-03-28 09:54:01

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