七月場所の焦点はなんだったのだろうか。
優勝争いは、朝青龍に決まっているので、それ以外のことになる。散人としては、
1.栃東の大関復帰なるか。
2.黒海、白鵬などの若手がどの程度活躍するか。
を注目していた。
栃東の大関復帰については、当面、朝青龍のライバルとしてはこの人しかいないので、早く調子を戻してほしい、という希望があった。
初日の相撲を見て、右からの攻めを中心とする相撲にも出るチェンジしていた。それがどう作用するか、と思っていたのだが、今場所は無事にクリヤした。この相撲を固めていけばまだまだ期待は持てるはずだ。
さすがに復活条件の10勝を挙げたあとはホッとしてしまったのだろうが、それまでの相撲はなかなかのものであった。相変わらず、気の弱さを見せることもあったが、朝青龍に勝つという見事な相撲も見せてくれた。こういう相撲を見ると、栃東はまだ伸びるのではないか、と思ってしまう。
他には、ちょっと復活した雅山が優勝争いに割り込んできた。元大関ながら優勝経験のない人なので、陥落後に初優勝というのはきわめて珍しいことになるのだが、それはかなわなかった。もっとも、今場所の地位は前頭の7枚目であり、このくらいは勝ってもおかしくない、という気もする。ぐっと上位に昇進する来場所でどの程度勝てるか、を見守りたい。
その他には、朝赤龍対白鵬という好取組があった。若い二人が熱戦を展開した。もしかしたら、この二人の対戦は好取組として定着するかもしれない。もっとも、そうなるためには朝赤龍の成績がもっと安定しないといけないだろう。
残念だったのは武双山だ。カド番を脱出したのはいいが、また脱臼で千秋楽を休場した。大分弱ってきているのが、重なる怪我に現れている。来場所出場できるのか、そのときにどの程度の調子なのか、不安もある。下手したらまた負け越し、あるいは休場もあり得るだろう。
負け越すかなと思っていた黒海が勝ち越したのはよかったが、この人終盤に連敗することが多い。スタミナ不足なのかもしれないが、もうちょっと自分の相撲を見直した方がいいだろう。体の動きがレスリングで、相撲になりきっていない。前に出る積極さでそれを補っているが、今のままでいつまで通じるのか、懸念される。
十両も、有望な力士が多い。どうやら世代交代の波が起こっているようだ。来年になると、幕内の顔ぶれが大きく変わっているかもしれない。そんな気がする。
コメント(0)| Track back(0) | 2004-07-20 09:49:26
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